時を越えて~タラシ女子と新撰組~
沖田side
『気が済むまで付き合います。認めてもらうまで、貴方たちと戦います』
ニッコリと微笑む南の顔。平隊士たちはグッと何かをこらえるように俯いた。
『何のために下克上って言葉があるんですか??嫌なら、上の者を蹴落としてでも、のし上がる根性を見せろ!!!!』
よしッ!!不満があるやつは立て!!俺と勝負だ!!と竹刀を振り回す南ちゃんは、何故か生き生きしていた。
「どちかっつーと、あいつ勝負したいだけなんじゃね??」
平助君は、苦笑いを浮かべる。
確かに、そうかもしれないね。僕から見てもそんな感じだよ。