時を越えて~タラシ女子と新撰組~






「片華さん。空き部屋の用意と南ちゃんの化粧や座敷に潜り込む手助けとか、たくさんお願いしなきゃいけないけど、大丈夫かな??」





「お、おいおい、総司……。勝手に話しを進めんなって」





原田は呆れたように、話をズンズン進めていく沖田を止めた。





「それもそうだね、僕の作戦はこう。まず、南ちゃんに女郎の格好をさせて座敷に潜り込んでもらう」





「酒を飲ませ、口の軽くなった浪士から話を聞きだすってか??」





土方の言った事は、考えていたことと同じだった様で、沖田は頷いた。






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