時を越えて~タラシ女子と新撰組~
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空き部屋の確保と座敷への潜入が、片華さんや楼主さんの協力で可能になった。
夕方ごろ、空き部屋待機の南、斎藤、藤堂、それから潜入する沖田は屯所をでて、谷木真屋に向かっていた。
『あー。緊張して、口から心臓が出そう』
「どーゆうことだよ」
口に手を当てる南に、いつものように藤堂がツッコミをいれた。
『緊張しすぎたら、ならない??』
「ならねーよ、てか何でお前が緊張してんだよ」