時を越えて~タラシ女子と新撰組~
出来た手の木刀を受け取り、意気を呑んだ。
さっきまで、ただの木の枝だったものが今では美しい木刀へと姿を変えている。
息を呑んだ。
予想以上の仕上がり……。これって、お金とっても大丈夫くらいなんじゃない!?!?
『す、すごいですおじさん!!!!俺、感動しました!!こんな凄いものが出来上がるんですね』
「気に入ってくれたか??」
『はい!!』
南はコクコクと何度も頭を上下に振り、玩具をもらった子供のように、木刀を振り回しはしゃいだ。