時を越えて~タラシ女子と新撰組~
「どうやら丸く収まったみたいだね」
沖田の一言で、南は我に返り、片華から視線をそらした。辺りに倒れて伸びている男たちに視線を向ける。
「もうすぐしたら、応援が来るだろうから縛っておこうか」
『そうですね』
沖田と南の話を聞いて、片華は縄を用意すると部屋を出て行った。それに続いて、徳司と緋鏡も部屋を出て行った。
「南ちゃん」
『はい、なんですか??』
沖田は南を見下ろしながら、ため息をついた。