時を越えて～タラシ女子と新撰組～

『…………土方さん、相談なんですが』




「やっという気になったか??」




『はい、あの――――』





南は、先日の事をすべて話した。そして、避けられていることも伝えた。





『私、沖田さんに嫌われたんですかね。避けられてるし』




「それはねーだろ」





伝え終えた南は、重いため息を吐いた。





「あいつのことだ、子供みてーな理由と勢いで言っちまったんだろう。今は、我に返って反省してんじゃねーか。避けてるのがいい例だ」





『じゃあ、私はどうすればいいんですか』




「あいつをひっ捕まえて、面と向かって話すしかねーだろ」