時を越えて~タラシ女子と新撰組~










「あ、立花組長」




武道場に戻ると、隊士の一人が駆け寄ってきた。




『どうした。何かあったのか??』





「はい、お客様がお越しです。門の前で待っていると」




客??




南は首をかしげたが、伝言を伝えに来た隊士に礼をいい、少し出てくると隊士たちに告げると足早に道場を出た。





門に向かうと、少し落ち着いた色合いの着物を身に纏った片華が立っていた。




『片華さん??』





沖田に言われた言葉が脳裏に浮かんだが、今は考えるなと考える事をやめた。





< 267 / 384 >

この作品をシェア

pagetop