時を越えて~タラシ女子と新撰組~
「女??」
『はい……訳あって、性別を偽っていました。すいません』
ビンタを食らおうが、暴言を吐かれようが仕方ない。南は、ただ黙った。
「そんなことって……じゃあ……」
『すいません。本当にすいません』
「もう謝らんといてください。一番困ってはるんは、南はんどすやろ??それに、うち凄い嬉しいどす」
『え?』
「本当は、女。それは、うちが本当は知ってはいけないこと。それを教えてくれただけで、うちは嬉しいんどす」