時を越えて~タラシ女子と新撰組~
『いや、女ですけど!!急にこんな事されたらこま……ん??』
片華の胸に手が触れ、違和感を南は感じた。
確認のためにもう一度触れる。
『え??ま、さか……』
そこにはあるはずの柔らかさはない。
「うちの性別は女やのうて、男どす」
ニッコリと可愛らしい笑顔を浮かべる片華に南は、口をパクパクさせた。
『……えぇぇぇ!?!?』
「そんな驚かんでも……南はんと同じやないですか」
驚く南とは正反対に片華はいつものように、笑みを浮かべてクスクスと笑っていた。