時を越えて~タラシ女子と新撰組~
『いいかい、お嬢さんたち。俺は、君たちを守るために存在している。その通りだ。でもね、俺は君たちが傷つくのはいやなんだ』
俺の大好物は、君たちのその笑顔だからね。とニッコリ笑顔を浮かべる。
そうすると、南の周囲にいた町娘たちが顔を赤らめた
「わ、わたくし。南様に心配をおかけしないようにもう、帰りますわ」
町娘の一人が、そう口を開いた。
その町娘の頭を南は撫でた。
『あぁ、気をつけてお帰り』
「はははは、はぃぃいい///」
プシューッと茹蛸になった少女はかける様に、家へと帰っていった。
それを見た残りの町娘も、順に名乗りを上げた。そして南に頭を撫でてもらうための列を作った。