時を越えて~タラシ女子と新撰組~




「断ったらしいけどね。……土方さん、そういう所律儀だから」




『そこが、いい所なんでは??』




んーっと考えるように沖田は視線を泳がせた。




「ま、そうなんじゃない??僕どうでもいい」




『清清しいくらいに、無関心ですね』




南は苦笑いを浮かべながら木刀を振り下ろした。





――ブンッ




「何かの罠じゃなくてよかったよ」




『え??』




沖田の安心するような声に、南は手を止めた。





< 314 / 384 >

この作品をシェア

pagetop