時を越えて~タラシ女子と新撰組~
「断ったらしいけどね。……土方さん、そういう所律儀だから」
『そこが、いい所なんでは??』
んーっと考えるように沖田は視線を泳がせた。
「ま、そうなんじゃない??僕どうでもいい」
『清清しいくらいに、無関心ですね』
南は苦笑いを浮かべながら木刀を振り下ろした。
――ブンッ
「何かの罠じゃなくてよかったよ」
『え??』
沖田の安心するような声に、南は手を止めた。
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