時を越えて~タラシ女子と新撰組~
「待ちやがれぇ、今日という今日はゆるさねぇぞ総司ィィッ!!!!」
沖田の後を追って土方も走る。怒鳴り声が屯所に響く。なんと言うかいつも通りだ。
「なんだなんだ、またあの二人か」
道場から藤堂が、汗を拭きながら出てきた。
『あ、ポチさん』
「お前、毎度毎度……。俺はもう何もいわねーぞ」
『……!!タマさん「猫じゃねーよッ!!!!」
いつも通り、南に踊らされ藤堂。しまった言ってしまったと藤堂は、ガックリと首を折る。