時を越えて~タラシ女子と新撰組~





気合を入れなおした南が率いる十一番組の巡察も中盤に差し当たった時。




南はつけられている事に気がついた。




『菊池君』ボソッ




振り返ることなく、菊池を呼ぶ。




「足音からして、十数人という所でしょうか」




『……田口君西崎君!!!!』




「「は、はい」」




『俺お腹すいたー!!沖田さんがこの辺りに、美味しいみたらし団子のお店があるっていったから、買ってきてくれない??仕事中だから裏路地を通って、人に迷惑にならないように』



これは、沖田を呼びに言ってきてくれ、人の迷惑にないらない様にみたらし団子の店の裏路地で対処していると言う隠語が隠されていた。




「「了解しました」」




それに気がついた二人は、素早く対を抜け沖田の元へ向かった。




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