時を越えて~タラシ女子と新撰組~
南side
頬を一定の間隔で頬をつつかれる。
何??気持ちよく眠ってるのに……。
南は、眉を寄せた。それでも続くつつき攻撃に、しぶしぶ目をあける。
「あ??起きた??」
驚愕で、声が出なかった。
『お、きたさ』
「何さ。幽霊でも見たような反応して」
クスクスと笑う沖田は、いつも通りの姿。
もしかしたら、これは夢なんじゃないのか??と南は自分の頬を思いっきり抓った。
『いはい』
「抓ったら痛いでしょ普通」
なにしてるの、と沖田は呆れと笑いの混じったような笑みを浮かべた。