時を越えて~タラシ女子と新撰組~
私、立花 南【タチバナ ミナミ】は何故か女の子にモテる。
何故?
ときかれれば答えに困る。私自身知らないからだ。
『お、おも……』
女の子達から貰ったお菓子の山を入れた手提げ袋を見つめながら一言呟いた。
――――ガラッ
やっとついた自分の教室のドアを開けると、友達が私の姿を見て一言
「今日バレンタインだったっけ?」
と呟いた。
いいえ違います我が友よ。今日はまだ十二月です我が友。