時を越えて~タラシ女子と新撰組~





私が脳内で突っ込み劇を繰り広げる間も、お三方は私の持ち物を興味津々に見ていた。





「じゃあ、これは?」





沖田さんはチョコを指差しながら私の顔を見てきた。





沖田さんって甘いのスキだっけ??





『沖田さんは甘いお菓子スキですか??』





「お菓子??甘味のこと??」





『そうです』





「好きだけど??」





不思議そうに首をかしげる沖田さんが指をさした板チョコを取った。そして、興味津々な三人を横目に板チョコを包む銀のホイルをはがした。





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