時を越えて~タラシ女子と新撰組~
六:入隊って危険じゃない?
思考停止するだけのはずが、私は居眠りをしていたらしい。
フワフワとした心地いい気分に浸っている私を誰かが呼んだ。
「-い……。おーい!!聞いてんのか!?!?」
……ん。なんだ声うるさ!!
眉をひそめながら目を開ける。すると目の前に藤堂さんの顔がドアップでうつった。
『む。知らない間に寝たようだ』
「そうみてーだな」
呆れるように笑う藤堂さん。てか、何で彼はココに居るんだろうか。