時を越えて~タラシ女子と新撰組~
一限目は私が、唯一心のそこから嫌っている生物である。
はぁ……生物なんてこの世から朽ち果てればいい。
恐ろしいことを考えつつも、目が合う女子への笑顔は欠かすことはない。
もう既に、南は王子という称号を与えられても恥ずかしくない所まできているのだ。
まったく世の中は、誠に恐ろしい所である。
「グリカゴンは――」
生物の先生の言葉は、もう子守唄と化していた。
ウトウトとしながらも、何とか持ちこたえようとする。
しかし、雲から顔を出した太陽の絶妙な暖かさに、ノックアウト。
完全に眠りの世界に入っていったのです。