時を越えて~タラシ女子と新撰組~
沖田side
「はじめッ!!」
土方さんの始めの合図で、二人のまとう空気がかわった。
近くに居た面々も、空気の変ったことに気がついていた。
てゆーか。こんなに雰囲気が変れば気づかざるおえないよね。
『はぁッ!!!!』
――――パシンッ
彼女の目つきも、発する声も、すべてがさっきまでと段違いで違う。
これは
「予想以上だな」
僕の呟きに、一君のスッと横目だけが動いた。