時を越えて~タラシ女子と新撰組~






◆◆◆




「立花」

『はい』

「入るぞ」




部屋に戻って数分後、土方さんの声が聞え返事をすると幹部の方々がゾロゾロと部屋に入ってきた。




ドッシリと私の前に座る幹部の皆様。威圧感が半端じゃない。




違う意味で泣きそうだ。別に悪いことしてないのに、ごめんなさいと言いたくなる。




そんな私の心中など知らない土方さんは一回咳払いをし、そして口を開いた。





「お前の入隊を認め。それとともに」




くっきりとついた皺をより深くつくりながら土方さんは




「立花南を十一番組組長に任命する」







きっぱりと言い放った。







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