時を越えて~タラシ女子と新撰組~






『沖田さん。私、土方さんのところに行ってきます』




話を聞いて、いてもたってもいられなくなった私は、部屋から飛び出すようにして出て行った。





残された沖田さんは






「本当に世話の焼ける子だな、僕の気にもなってよ。なんで僕がこんな面倒くさい事しなきゃいけないのさ」





と言葉とは裏腹に、満足そうに笑っていた。






< 97 / 384 >

この作品をシェア

pagetop