依存症なあたし様
続く急展開
日曜日は特に何もせず家でだらだらと過ごした。
どうやら作者は想像力がないようで。
やってきました、緊張の月曜日。
「先輩、俺先に行ってるから」
『はいよー』
玄関で靴を履きながら先輩に声をかける。
いつかはバレるだろうけど、今のところは居候?のことは秘密。
だから一緒に登下校することはないし、学校ですれ違っても多分声をかけたりはしない。
ただでさえ幾尺達がめんどくさいというのに、綾と噂になって悪目立ちするなんて、たまったもんじゃない。
「行ってきます」
『行ってらっしゃい』
先輩はこの当たり前のようなやりとりをするのが好きらしい。
本当は槇さんとしたいんだろうけど……
ってだめだ!
槇さんのことは考えないようにしないと……!