Cendrillon.



朝起きて、彼女が居ない現実に直面しても。


―「気が向いたら、また来るね」


というメールを見て、乾いた笑いを零しても。


「…っ…」


シングルベッドの、黒いシーツを握り締めて、
声を殺して泣いても。







―忘れ物のガラスの靴を持って
持ち主のシンデレラを待つだけの王子に
ストーリーを動かす力も勇気も無い



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