恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
「そろそろ…離れてもらえないか……?(この体勢はいろいろとやばい……拷問だ……)」
わたしは今の体勢を確認した。
倒れそうになって助けてもらった時のままの体勢………
!!!
わたし、お医者さんに抱き着いてた………
「ご、ごめんなさい!!」
わたしは急いで離れた。
わあ……やっちゃった………
「いや、こちらこそすまない」
助けてもらったのに謝らせるなんて……わたしって…………ばか……
そう思いながら、ゆっくりとベッドの中に戻った。
「とりあえず、明日からは、リハビリを頑張ろう。
今日は疲れただろう?
ゆっくりと休みなさい」
「はい……」
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