恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
「まさか、あの獅子戸先輩と親戚とはねー」
ほんとは違うんだけど…………
「あのって……どうゆうこと?」
あのって……なんか訳ありっぽい言い方だな………
麻凛の言い方が気になって聞いてみる。
「だって、獅子戸先輩は、鬼翠の総長だよ?
女子だけじゃなく、男子からも支持されてて……すごく有名。
まあ、見た目も目立つからね。
女子は……どれだけあの人に相手にされたいって思ってるか、わかんないくらい」
ん………?
相手って………?
「その相手って……話相手ってこと?」
「は?違う違う!」
じゃあどうゆう………
「あんた……純粋ね……」
「えっ?」
意味わからない……