恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
「まあ、いいや。
教えてあげる」
「うん、何?」
麻凛が顔を近付けて来たので、わたしも身を乗り出した。
「相手にされたいっていうのは、身体の関係をもちたいってこと」
「えっ?」
身体の関係って……そういうことだよね……
ショックを受けるわたしに、麻凛はさらに、爆弾を投下。
「獅子戸先輩も来るもの拒まずだったからね〜」
煌くんって………そうなんだ……
「でも、最近、獅子戸先輩のそういう噂話、聞かないんだよね〜。
最近は、誰も相手にされてないみたい」
最近は……ね……
今は大丈夫かもしれないけど、またするかもしれない。
なんか……ショックだな………
それに……わたしって煌くんのこと何にも知らないんだね………