恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
倉庫という名のたまり場
それから、教室に戻ると女子達に詰め寄られた。
何事かと思えば………
「獅子戸さん!煌先輩とどこに行ってたの!?」
煌くん絡みだったみたい。
「屋上でご飯食べてた」
「他には?他には?」
他に………?
「得に何も………」
「そっか……
でも、いいな〜。獅子戸さん。
あんなかっこいい人と親戚なんて………」
うっ………
ごめんなさい……嘘です………
これ、何回目?
意外に傷つくな……
「煌先輩って優しいのね!
転校してきたばかりの獅子戸さんを気遣かって、お昼まで一緒にいてくれるなんて!」
「そうだね!
さらに好感度アップしちゃった〜」