恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
あ、そうか。
続けと麻凛が説明する。
「さっきのは、ただの親戚かと思ってた愛依に、まさか獅子戸先輩が会いに来たからでしょうね。
おまけにどっかに一緒に行くし」
「ごめんね、麻凛。
せっかくお昼のこと、心配してくれたのに………」
「大丈夫だよ!
お蔭様で面白いもの、見れたから」
そう言ってニヤリッと笑った麻凛。
美人な顔が台なし………
「明日も、先輩と?」
「うーん、わからない」
「もし、あれだったら、一緒に食べよ!」
「うん」
煌くんに聞いてみよ!
麻凛と一緒にご飯食べたいな〜。
「おーい、席につけー」
先生が入ってきて、授業が始まった。
午前と同じように、龍くんに教科書を見せてもらい、授業を受けた。