恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
みんなを見るのが怖くて、わたしは再び、煌くんの背後に隠れた。
うわ………やっちゃった………
「…………ッはは…ッ」
聞こえたのは、下の方からで………
「「「はははは」」」
一人が笑い出すと、みんなが笑い出して、倉庫内が笑いの渦に巻き込まれた。
「お前は……ック……期待を裏切らねーな……はは」
煌くんも笑い出す始末。
「「「はははは」」」
それがしばらく続いた。
は、恥ずかしすぎる………
「愛依さん!よろしくお願いします!」
笑いが少し納まると、下からまた、声が聞こえてきた。
「よろしくっス!!」
「愛依さん!!」