恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
煌くんとわたし
慣れと嫉妬といじめ
あれから、2週間。
毎日、楽しく過ごしていた。
学校では、ほとんどを麻凛と龍くんと過ごしていた。
教科書も新しいのが届いて、龍くんに見せてもらわずにすんだ。
お昼は煌くん達と麻凛達と交互に食べてたんだけど、愁さんがある時、「誰かさんの機嫌が悪くなるから、お友達も連れてきていいよ」って言ったから、今は、6人で食べている。
放課後は、毎日のように倉庫に行って遊んでいる。
煌くん達が大事な話をしているとき、何度か1階に下りてうろちょろしながら観察していたら、メンバーの人達が話しかけてくれた。
仲良くなったのは、同い年の原田慶祐-ハラダケイスケ-と上野一成-ウエノカズナリ-と一つ下の佐々木大悟-ササキダイゴ-。
最初、わたしのことを愛依さんって呼んでいたけど、わたしが、やめてって言ったら、愛依って呼んでくれるようになった。