恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
「はい、これでいいかしら?」
「ありがとう、先生」
麻凛は、先生から制服を受け取った。
「はい、愛依。
着替えておいで?」
「うん、ありがとう」
「そこ、使っていいわよ〜」
と、先生が言ったのは、ベッド付近。
カーテンがあるから、そこで着替えろってことかな………
「ありがとうございます」
お礼を言って、そこに向かいカーテンを閉めて、着替え始めた。
あ、タオルもある………
「あなた、噂の転校生ね?」
カーテン越しに先生に話し掛けられた。
「へっ?噂……?」
噂のって何?
「自分のことなのに、知らないのね」
「あ、はい」