恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】



「はい、これでいいかしら?」



「ありがとう、先生」




麻凛は、先生から制服を受け取った。



「はい、愛依。
着替えておいで?」



「うん、ありがとう」



「そこ、使っていいわよ〜」




と、先生が言ったのは、ベッド付近。



カーテンがあるから、そこで着替えろってことかな………





「ありがとうございます」




お礼を言って、そこに向かいカーテンを閉めて、着替え始めた。


あ、タオルもある………




「あなた、噂の転校生ね?」



カーテン越しに先生に話し掛けられた。




「へっ?噂……?」




噂のって何?




「自分のことなのに、知らないのね」



「あ、はい」












< 162 / 369 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop