恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
わたしは着替え、終わり、カーテンを開けた。
濡れた制服は、先生が袋をくれて、それに入れた。
「あの獅子戸くんの親戚で、獅子戸くんが始めて鬼翠の姫に選んだ子でしょ?」
「えっ………」
なんで……先生が、そんなこと知ってるの?
「このことなら、みんな知ってるわ。
この学校の人だけじゃなくね?」
それって………
「鬼翠がそれだけ有名ってこと」
麻凛が教えてくれた。
「それに、あなた、まだ秘密があるでしょ?
渡邊さんも知らない……獅子戸くん達しか知らないこと」
「どうして……?」
そんなことまで………知ってるの……?
「私は、保健の先生よ?
このことは理事長から教えてもらったの。念のためね?
他の先生は知らない」