恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
「これから、どうなっていくのか、楽しみね」
先生がまたふふっと笑った。
ほんとに楽しそうだ。
あっ、チャイム。
「授業、終わったわね。
次はちゃんと受けなさいよ?」
「はーい、先生、ありがとうございました」
わたし達は先生にお礼を言って、保健室を出た。
麻凛と教室へ向かう途中、さっきのことについて話した。
煌くん達が関係していること今までされてきたことを全部話した。
「そっか………でもさ、なんかおかしくない?」
「えっ何が?」
「だって、愛依に近づくなってことならわたしにも多分するでしょ?」
そういえばそうだ。
麻凛も毎日煌くん達とご飯を一緒に食べてる。
「学校だけの関係の人ならね」
麻凛は、そう付け足した。