恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
なんかもう少し案があればいいのに………
「べつにずっと離れないといけないってわけじゃないんでしょう?
だったら、放課後にバイト入れたら?」
バイト………?
「愛依、ずっとしたいって言ってたじゃない?
だから、この機会に……」
「それ、いいね!」
これは考えつかなかった。
これなら、煌くんもバイトしてるし、許してくれそう。
「バイトする場所は、わたしとおんなじとこなら、大丈夫でしょ」
ちなみに、麻凛もバイトをしている。
ケーキ屋さんなんだけどね、どうやら、その店のオーナーと麻凛の両親は知り合いみたい。
だから、少し安心。
「ありがとう、麻凛!
煌くんに今日、言ってみるね」