恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
わたしが頷くと、煌くんは笑った。
いつもより………なんか……悲しい瞳………?
気のせいかな?
「バイト、頑張れよ?」
煌くんは、わたしの頭をよしよししながらそう言った。
「うん!ありがとう、煌くん」
「じゃあ、もう寝るな?」
「おやすみ」
煌くんはリビングを出て行った。
煌くん?
その態度に不思議に思ったけど、深くは考えなかった。
煌くんが、許してくれた!
明日、麻凛に伝えよ!
わたしは、ウキウキ気分で部屋に戻りベッドに入った。
これからは、和らぐといいな………
今日みたいなことは、なくなればいいけど………
そう思いながら、眠りについた。