恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
翌朝。
いつも通りに煌くんと一緒に学校に向かった。
学校について下駄箱に行くと、持っていた上履きを履いて、靴を上履きを入れていた袋に入れる。
そして、自分の靴箱を確認する。
中にはいつも通り、手紙が入っていた。
わたしが上履きを持って帰るようになってから、画鋲の変わりに手紙になった。
それを煌くんに見つからないように、鞄の中に入れる。
「愛依、行くぞ」
「うん」
煌くんと一緒に2階まで行き、そこからは別れて、わたしは、自分の教室に向かった。
「愛依〜!どうだった?」
教室に入ると、麻凛に抱き着かれた。
「いいって!」
「本当?よかった!
これから一緒にがんばろう」
「うん」