恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
「あなたの仕事は、出来たケーキをショーケースに並べたり、お客さんが言ったケーキを取って箱に詰めて会計をしたりするの」
だいたいは想像できた。
「あとは……笑顔で元気良く挨拶ができたらOKよ!
大丈夫?」
「はい!」
「よろしい。
じゃあ、わからないことがあったら、わたしか、麻凛ちゃんに聞いてね?」
「わかりました」
梨華さん優しい人。
よかった………
「じゃあ、着替えて下においで」
「はい」
わたしは更衣室へと入った。
「愛依、大丈夫?」
「うん!大丈夫」
「そっか、わからないことあったら、何でも聞いてね?
じゃあ先に行ってるね!」
麻凛は、更衣室を出て行った。