恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
よし!
わたしも、急いで着替え始めた。
着替え終わって下に下りると、麻凛が忙しそうに働いていた。
「麻凛、わたし何すればいい?」
「愛依……あれ、並べてもらっていい?」
麻凛は、出来上がったケーキを指差した。
「わかった!」
わたしは厨房からケーキを持ってきてショーケースに並べた。
そしたら、次はお客さんに話し掛けられケーキをとるのを頼まれた。
お客さんからして見れば、新しい人も前から働いている人も関係ないんだ。
わたしは、失敗しないか不安だったけど…………なんとかやり遂げることができた。
時計を見ると、いつの間にかもう8時を過ぎていた。
「お疲れ様!
今日はもう上がっていいよ」