恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
大丈夫なのにな………
そんなことを思うけど、やっぱり嬉しい。
わたしは大きく頷いた。
煌くんと二人で夜道を歩いて家に帰った。
その日からわたしは、バイトをすることが多くなった。
少しずつバイトの回数が増えていって…………それとは反対に、倉庫に行く回数は減り、嫌がらせも減ってきた。
篤斗くんからは、「愛依ちゃんが最近来ないから面白くない!」と言われ、愁さんからは、「君がいてくれないと、キングが不機嫌なんだけど……」と、意味のわからないことを言われた。
やっぱり、倉庫にも行かないとな………と思い始めていた。
だけど……そうしたらまた………嫌がらせ増えるかな?
うーん……悩むな………