恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
「あんた、何回言ったらわかるの?
煌さん達から離れなさいって言ってるのに………聞きやしない!
離れたと思ったら、またくっつく!何なのよ!!」
やっぱり……昨日、倉庫に行ったのがまずかった?
と、意外と冷静に考えられてることが不思議。
「手紙、読んだわよね?
これ以上は、痛い目みるって書いてなかった?」
そういえば………そんな手紙も、あったかも……
「今ならまだ許すわ。
煌さんと離れるっていうなら……ね」
わたしを上から見下ろす副リーダー。
煌くんから……離れる?
「そんなこと……できない!」
わたしは負けじと女の人を見上げた。