恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
「八つ当たり?今のが?」
完璧に矛先は、龍くんじゃなかった?
「煌は、わかってるよ。
この問題に関しては、誰も悪くないってことくらい。
だけど…………愛依ちゃんが傷ついたのを見たら……ね?」
わたしが傷ついたから?
カシャン………
音がした方を見ると、龍くんがヨロヨロと歩いてこっちに来る。
「だ、大丈夫?」
「ああ……」
わたし達のところに来て座った龍くん。
「それにしても……いってぇ〜………今までで一番だ」
そんなに殴られたことあるの?
煌くん…………
「最近、八つ当たりなかったのに………今日は、相当きてるな」