恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
「そりゃそうだろうね」
「自分より先に手を出されて、おまけに傷つけられたんだもんねー」
三人は、意味のわからない会話をしていた。
「ところでタツ、どこの奴らだった?」
愁さんは、気を取り直して龍くんに聞いた。
「制服は……向上だったんですけど……チームは、わからなかったです。
今、他の奴らに調べてもらってます」
「そうか………向上…ね」
さっきの男の人達のこと?
「主犯は、チームでの問題を起こしたくなかったから、入っていない奴に頼んだのか………それか、たまたまか」
「それなら、前者だね〜。
鬼翠のメンバーの可能性が高いんでしょ?
翠姫である愛依ちゃんが、目障りで、俺達に迷惑かけたくないからね〜、きっと」