恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】



――――――




煌side





遅い…………




愛依が風呂に行ってから、1時間が過ぎた。




いつもなら30分で出てくるはず………





今日はたまたま遅いだけか?


それとも……他に何か理由が……?




もう少し……待ってみるか………





今日は………あんなことがあったから……な……




学校での出来事を思い出し、ギリッと拳を握る。




あの時の愛依は………





…………クソッ……イライラする………




自分の不甲斐なさに………やり場のない怒りを覚えた。





学校で、龍毅から連絡が来た時は焦った。




「煌さん、愛依を呼出ししました?」



「いや、してねぇ」




何言ってんだ、こいつ………












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