恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
「お前等………こいつに………何した?」
愛依の顔は……恐怖に怯えていた。
それに………少し、頬が腫れている。
男と愛依は、俺を見て固まっていた。
「おい…………聞いてんのか?」
早く愛依から離れろよ………
そう思いながら、愛依の上にいる男の胸倉を掴み、殴り飛ばした。
殴った男には目も向けず、愛依に視線を送る。
シャツは前回で、上の下着も上に上がり、胸があらわになっている。
愛依…………
居た堪れない気持ちが押し寄せ、愛依から視線をずらし、自分のシャツを脱いで愛依に掛けた。
その間に逃げようとした、もう一人の男も捕まえて、殴った。
愛依を傷つけたんだ………
逃がすわけねぇだろ……