恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
身体を洗うことに、夢中になりすぎていた…………
それでも、わたしは………自分の身体が醜くて仕方かたがない。
知らない男の人に触られた身体なんか…………
だけど、煌くんは、そんなわたしを大切だって、抱きしめてくれた………
「煌く、ん…………」
それでも……………
「………ないで……」
「え?」
「そんな、ことっ簡単に、言わないで!!」
違う……違う………ほんとは………
「いや、なのに………思い出したくもっない、のに………あの時の、光景が……感触が……よみがえる………
だからっそんな、勝手なこと……言わ、ないっで………」