恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
あんなことがあったわたしでも、誰かと一緒にいたいんだ。
違う…………誰かじゃなくて………きっと、煌くんと…………
煌くんと一緒にいたい。
煌くんが離れて行くのが怖かったんだ。
煌くん…………
わたしの中のあなたの存在は、大きすぎる。
計り知れない。
それだけ、あなたが……………
「好きだ」
意識が朦朧と微かに何かが聞こえた。
一体何だったのか、考える暇もなく、わたしは意識を手放した。
次に目を覚ましたときには、ベッドの中だった。
あれ?服……着てる………
あれは………夢……?
だけど、身体にヒリヒリとする痛み………………夢じゃない?