恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
じゃあ、濡れた身体を拭いて服を着せてくれたのは……………
それを考えると、顔が熱くなった。
どうしよ………絶対……見られた……よね?
浴室でのことを思い出す。
煌くんは、濡れながらも強く………きつく……抱きしめてくれた。
あの力強い腕で………
いつもは、人を殴る腕……
だけど…、そんなことを感じさせないくらい、優しかった……
煌くん…………
わたし……やっぱり………あなたが…………
好き………です……
煌くん……
わたし………気づいちゃった……
どうしょうもないくらい、煌くんのことが好きってことを……
わたし……これから、どうしたらいいの?
一緒に暮らしてて、一緒にいられるのは、すごく嬉しい……だけど、わたしの気持ちに気づかないかな………
もし、この気持ちを、煌くんに知れたら………一緒にいられない。