恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
ある場所で…とある会話*???side*
「親父……まだ、見つからないのか?」
「ああ………」
「そうか…」
俺は、項垂れた。
「母さんは?大丈夫なのか?」
あいつがいなくなってから、母さんはほとんど寝たきりだ。
食欲もないみたいで、痩せ細ってしまった。
一体……何処に………?
早く戻って来いよ。
「お前は、このことに関しては、心配するな。
お前は、会社のことを考えとけばいい……」
「は?……何言ってんだよ!?
んなこと……できるわけねぇだろ!?!?」
あいつは……たった一人の………
「心配する気持ちもわかるが……
この問題は、簡単には解決できる問題じゃなくなったんだ」
「は……?どういう……
……ま、さか………」