恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
「そのまさかだ」
親父は、冷静に答えた。
この慌ててもおかしくない状況で。
親父は、いろんな事を経験してきただろうからな。
流石……だな………
「だから、お前は関わるな。
何が起こるかわからない」
そういうことか……
「わかった…
でも、少しでも手伝えることがあるなら、手伝わせてくれ」
あいつが、少しでも早く家に帰って来れるように………
「わかった」
親父の返事を聞き、俺は部屋を跡にした。
なあ、早く帰って来い…………
莉愛…………