恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
初喧嘩
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そっか………昨日………
昨日の夜はなかなか寝つけなかった。
だって……煌くんのこと……好きって気づいちゃったし、おまけに……裸…、見られちゃったし………
今日……どんな顔して会えばいいの?
………顔、合わせずらい……
と、とりあえず…、お礼を言って、それから………
――コンコン
「愛依、起きたか?」
き、煌くん!?
「うん、お、起きたよ!!」
いきなりだったから、わたしは、慌てて返事をした。
ガチャ………
すると、ゆっくりと空いた扉。
その先を見ると、さっきは、顔を合わせずらいと思ってた人………
だけど、顔を見たら………
やっぱり………
「煌くん……」
嬉しいんだ。